ご挨拶

日本獣医内科学アカデミー

−飛躍の大会になることを誓って−

 第10回日本獣医内科学アカデミー(JCVIM)大会は、2014年2月7日〜9日に恒例の会場となったパシフィコ横浜で開催いたします。日本の獣医臨床学術団体が主催し、参加者数が2000名を超える規模の集会はいくつかありますが、JCVIM大会もその一つとして、多くの皆様に認知していただけるまでに成長してきました。JCVIMは首都圏にある獣医大学の獣医内科学関係者が合同ゼミとして始めた集会が発端となり、全国大学の獣医内科系教員が結束して立ち上げました。幸い多くの方々のご支援やご支持のおかげで、獣医内科学分野の卒後教育を担う学術集会として10回目の節目の大会を迎えることができました。年々増加する参加者のご期待を背に受けて、第7回大会の開催中には東日本大震災の洗礼も受けながら、これまで10年間の歴史を刻んできました。継続は力なりと言いますが、回を重ねることによるマンネリズムからの脱却も真剣に検討してきました。第9回大会ではこれまでの教育講演、ワークショップ、症例検討会などの企画を検証して、今後を見据えた路線修正を図りました。第10回大会はこれを継承して、飛躍の契機となる大会にしてゆくため、JCVIMと共催する多くの学会・研究会と連携を密にして、ご期待に添えるような魅力ある大会になるように準備いたします。全国から多くの獣医師、動物看護師、獣医学生の方々の参加をお待ちしております。また、このような大きな学術大会を支えていただく協賛企業各社には、これまでと同様に多大なご支援を仰ぎたく、よろしくお願い申し上げます。

 

第10回日本獣医内科学アカデミー大会長

岩手大学農学部共同獣医学科教授 安田 準